2017/01/05

15. スペイン語の人称代名詞

Buenas tardes. カルメンです。今日の本気で勉強したい人のためのスペイン語講座は、人称代名詞についてです。

      
Ella


人称代名詞の種類

人称代名詞には単数形と複数形があります。また、第一人称、第二人称、第三人称があります。

           単数形          複数形
第一人称                         Yo (ィヨ)              Nosotros, Nosotras(ノソトロス、ノソトラス)
第二人称                            (トゥ)             Ustedes(ウステデス)
                                        Usted (ウステッd)Ustedes(ウステデス)
第三人称                         Él  (エル)               Ellos(エィヨス)
                                        Ella  (エィヤ)         Ellas(エィヤス)

第一人称について

「Yo」は「私」という意味です。日本語には「俺」とか「わたくし」とか「僕」とかいろんな言い方がありますが、スペイン語では老若男女を問わず、「Yo」でいいわけです。

複数形の場合は「私たち」という意味ですが、女性だけのときは「Nosotras」で、男性だけ、または男女混合のときは「Nosotros」と言います。

第二人称について

第二人称は二種類あります。「Tú」は親しい間柄で使います。家族や友達などです。「Usted」は丁寧な言い方で、知らない人や、親しみを込めて話すのがはばかられる場合などに使われます。略して「Ud.」と書きます。「Vd.」と書かれることもあります。

複数形の「あなた方」は両方とも「Ustedes」です。略して「Uds.」と書きます。「Vds.」と書かれることもあります。

さて、スペインでは「Tú」の複数形として、「Vosotros」と「Vosotras」が使われていることを記しておきますが、メキシコや中南米の国々ではほとんど使われていません。「君たち」とか「おまえら」とか「あんたたち」と訳される言葉です。スペイン語の動詞は人称代名詞によって、動詞が現在形も過去形も未来形もすべて変化するので、その変化形を覚えるのが一苦労なわけですが、「Vosotros」があると変化形も一つ多いのです。「おまえたち」という言い方は、スペイン語を習い始めたころは、多分必要のない言葉で、「あなたたち」という言い方さえわかっていればそれで十分だと思います。相手に「おまえたち」の言い方で言われたら理解できないかというとそんなことはなく、他の形をしっかり勉強していれば理解できます。というわけで、このブログには、「Vosotros」の形は含めません。私自身がメキシコでスペイン語を学んでいますのでどうぞその辺はご理解ください。

これから勉強することになる動詞の変化形の話ですが、第二人称の「Usted」と「Ustedes」は、第三人称の変化形と同じになる、ということを言い添えておきます。

第三人称について

「Él」は「彼」で「Ella」は「彼女」という意味です。

複数形は「Ellos」は「彼ら」という意味で、男性のみ、または男女混合の場合に使います。「Ellas」は「彼女ら」という意味で、女性のみの場合です。

正しい発音の仕方は以下の記事をご参照ください。

まとめ                                    
これらの人称代名詞は主語として活躍します。これから動詞を勉強していくとき、主語によって、動詞が五つに変化します。一つ目が「Yo」、二つ目が「Tú」、三つ目が「Usted, Él, Ella」、四つ目が「Nosotros, Nosotras」そして五つ目が「Ustedes, Ellos, Ellas」です。

疑問詞の「誰?」というのは「¿Quién?(キエン?)」または複数形で「¿Quiénes?(キエネス?)と言います。


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