2016/12/31

10. 「そうですよね?」はスペイン語でどう言いますか?

こんにちは。カルメンです。今回は「そうですよね?」「そうでしょ?」「違いますか?」「~ですね?」というような言い方をスペイン語でどう言うかお教えします。

Hay un gato en la ventana, ¿verdad?


そうですよね?

「そうですよね?」はスペイン語で「¿verdad?(ベルダッd?)」や「¿no es verdad?(ノ エス ベルダッd?)」と言います。最後の「d」は舌を上の前歯の裏につけるだけで音は発しません。語尾を上げて発音します。

「verdad」というのは「真実」という意味です。「no es verdad」は「真実ではない」という意味です。どちらも「~ですよね?」という同じ意味ですが、「¿verdad?」の方がよく使われます。

例:
Hay un gato en la ventana, ¿verdad?     窓に猫がいますよね?
(アイ ウン ガト エン ラ ベンターナ、ベルダッd?)

Hay zapatos en la tienda, ¿no es verdad?   店に靴があるんですよね?
(アイ サパートス エン ラ ティエンダ、ノ エス ベルダッd?)

Hay unos muchachos afuera, ¿verdad?    外に若者が何人かいるんですよね?
(アイ ウノス ムチャチョス アフエラ、ベルダッd?)

Hay una vaca en la calle, ¿verdad?      牛が一頭道にいると。そうですよね?
(アイ ウナ バカ エン ラ カィエ、ベルダッd?)

Hay unas mujeres en la universidad, ¿verdad?  大学には女の人が何人かいるんでしょ?
(アイ ウナス ムヘーレス エン ラ ウニベルシダッd、ベルダッd?)

正しい発音の仕方は以下の記事をご参照ください。

まとめ                                     
本気で勉強したい人のためのスペイン語講座、10回目はいかがでしたか?英語と違って、変化しないので、とても使いやすい表現で、覚えると癖になるかもしれません。スペイン語を思わずしゃべりたくなる言い回しです、¿verdad?

2016/12/30

9. 「何がありますか?」はスペイン語でどう言いますか?

こんにちは。カルメンです。本気で勉強したい人のためのスペイン語講座も9回目となりました。少しわかるようになってきましたでしょうか?

¿Qué hay en la casa?

       

何がありますか?

「何がありますか?」はスペイン語で「¿Qué hay?(ケ アイ?」と言います。「Qué(ケ)」とは「何」という意味の疑問詞です。

例:
¿Qué hay en la casa?        家に何がありますか?
(ケ アイ エン ラ カサ?)
Hay una mesa, unos sillones y una cama.テーブルが一つ、肘掛け椅子がいくつかとベッドが一つあります。(アイ ウナ メサ、ウノス シィヨネス イ ウナ カマ)

¿Qué hay en la mesa?        食卓に何がありますか?
(ケ アイ エン ラ メサ?)
Hay vasos, platos y tenedores.     複数のコップとお皿とフォークがあります。
(アイ バソス、プラトス、イ テネドーレス)

¿Qué hay en la oficina?       事務所に何がありますか?
(ケ アイ エン ラ オフィシーナ?)
Hay computadoras, teléfonos y escritorios.複数のコンピューターと電話とデスクがあります。
(アイ コンプタドーラス、テレフォノス イ エスクリトリオス)

¿Qué hay en el parque?        公園に何がありますか?
(ケ アイ エン エル パルケ?)
Hay una fuente, árboles y flores.    噴水が一つと木々と花々があります。
(アイ ウナ フエンテ、アルボレス イ フローレス)

¿Qué hay en la pared?        壁に何がありますか?
(ケ アイ エン ラ パレッd?)
Hay un reloj y unos cuadros.     時計が一つと絵がいくつかあります。
(アイ ウン レロッj イ ウノス クアドロス)

カタカナの読み方はだいたいのガイドのみです。正しい発音の仕方は以下の記事をご参照ください。

「~と~と~」などと言う場合は「~,~ y ~」と言う風に、一番最後にだけ「と」を意味する「y」をつけて、あとは、句読点の「coma(コマ)」をつけるだけになります 


まとめ                                     
空港で「¿Qué hay aquí?ここに何がありますか?」と、スーツケースを指さして聞かれたら、「Hay ropa y libros.衣類と本があります。」と答えられるかもしれませんね。それとも「Hay comida.食べ物があります。」と言って開けて見せなければならないかもしれません。今回はそんな「¿Qué hay?」の表現を勉強しました。

2016/12/29

8. スペイン語の肯定文、否定文、疑問文

こんにちは。カルメンです!今日も本気で勉強するためのスペイン語講座、頑張りましょう!今日のテーマは、スペイン語の肯定文、否定文、疑問文についてです。

¿Hay un reloj en el jardín?



スペイン語の肯定文

「Hay(アイ)」を使った肯定文は以下の記事で勉強しました。
6. スペイン語の不定冠詞と「~があります」の表現

例:
Hay un niño .(アイ ウン ニニョ) 男の子が一人います。

感嘆文の場合は感嘆符を文末につけますが、そのほかに文頭に感嘆符の逆さのもの(¡)をつけます。

例:¡Hay un niño en el bar!(アイ ウン ニニョ エン エル バーr!)酒場に子どもが!

スペイン語の否定文

スペイン語の否定文の場合は、「no」を動詞の前に置きます。

例:
No hay un niño.(ノ アイ ウン ニニョ) 一人の男の子はいません。

スペイン語の疑問文

疑問詞を使わない場合は文頭に動詞が来ます(否定の疑問文の場合は動詞の前に「no」がきます)。疑問符を文末につけるほかに、文頭には疑問符の逆さのもの(¿)をつけます。疑問詞がつかない場合は文末を上げて発音します。

例:
¿Hay un niño?(アイ ウン ニニョ?) 一人の男の子がいますか?


疑問文に対する答え

例:
, hay un niño.(シィ、アイ ウン ニニョ)  はい。男の子が一人います。

No, no hay un niño.(ノ、ノ アイ ウン ニニョ)いいえ。一人の男の子はいません。

No, hay una niña.(ノ、アイ ウナ ニニャ)  いいえ。一人の女の子がいます。

練習

次の質問に答えてください。
¿Hay un reloj en el jardín?  庭に時計が一つ、ありますか?
(アイ ウン レロッj エン エル ハルディン?)
¿Hay televisiones en el hotel?  ホテルにテレビがありますか?
(アイ テレビシオネス エン エル オテル?)
¿Hay unos cines en la ciudad?   市内に映画館がいくつかありますか?
(アイ ウノス シネス エン ラ シウダッd?)
¿Hay una llave sobre la mesa?   食卓の上にカギが一つありますか?
(アイ ウナ ィヤベ ソブレ ラ メサ?)
¿Hay coches en el estacionamiento?   駐車場に車が何台かありますか?
(アイ コチェス エン エル エスタシオナミエント?)
¿Hay unas muchachas en la escuela?   学校に若い女の子たちがいますか?
(アイ ウナス ムチャチャス エン ラ エスクエラ?)
¿Hay flores en el parque?   公園には花がありますか?
(アイ フローレス エン エル パルケ?)

正しい発音の仕方は、以下の記事をご参照ください。
2.スペイン語特有の読み方をするもの
3. 子音の後に母音がつかない場合とアクセントの位置について


まとめ                                    
感嘆符や疑問符の逆さのものが文頭に来るのが特徴的でおもしろいですよね?文章を読むとき、日本語と違って、最初から疑問文なのか、感情込めて言っているのかがわかるのでいいですね。否定文も最初に「No」がくるので、日本語が文の最後に否定形がくるのと全然違います。何が違うかと言うと、スペイン語圏の人は話を最後まで聞きません。動詞や否定形などの重要な部分が文の最初に来るから、最後まで話を聞かなくてもいいのです。日本人は最後まで話を聞かないと、最初にどうでもいいことが来て、最後に重要な動詞が来たり、どんでん返しの否定形が来るので大変なことになりますよね。

2016/12/28

7. スペイン語の修飾形容詞

こんにちは。カルメンです。お元気ですか?今回はスペイン語の修飾形容詞について勉強します。


La casa blanca





スペイン語の修飾形容詞は、名詞の性質を述べるための言葉で、普通、名詞の後に来ます。そして、名詞の性と数に合わせて変化します。

「o」か「a」で終わる修飾形容詞

「o」で終わる形容詞は男性形で、「a」で終わる形容詞は女性形です。複数の時は「s」をつけ加えます。

例:
        単数形               複数形
男性形 el libro blanco      白い本        los libros blancos
(エル リブロ ブランコ)          (ロス リブロス ブランコス)
女性形    la casa blanca      白い家        las casas blancas
 (ラ カサ ブランカ)            (ラス カサス ブランカス)

男性名詞、女性名詞の例外を覚えていますか?以下の記事に例外が出ています。

例:
        単数形               複数形
男性形        el mapa pequeño    小さい地図              los mapas pequeños
 (エル マパ ペケーニョ)         (ロス マパス ペケーニョス)
女性形        la mano pequeña    小さい手                  las manos pequeñas
 (ラ マノ ペケーニャ)          (ラス マノス ペケーニャス)

「e」で終わる修飾形容詞

「e」で終わる形容詞は、男性形、女性形、同じ形です。複数の時は、「s」をつけ加えます。

例:
        単数形               複数形
男性形       el libro grande      大きい本                 los libros grandes
 (エル リブロ グランデ)          (ロス リブロス グランデス)
女性形       la casa grande      大きい家                  las casas grandes
 (ラ カサ グランデ)            (ラス カサス グランデス)

子音で終わる修飾形容詞

子音で終わる形容詞は男性形、女性形、同じ形です。複数の時は「es」をつけ加えます。

例:
         単数形               複数形
男性形               el libro fácil     簡単な本                   los libros fáciles
 (エル リブロ ファシル)           (ロス リブロス ファシレス)
女性形               la tarea fácil     簡単な宿題               las tareas fáciles
 (ラ タレア ファシル)            (ラス タレアス ファシレス)

正しい発音の仕方は、以下の記事をご参照ください。

まとめ                                     
規則がわかったら、あとはたくさんの単語を覚えるしかありません。本気で勉強したい人のためのスペイン語講座ですから、最後に形容詞を並べておきます。全部覚えられますか?

el hombre inteligente(エル オンブレ インテリヘンテ) 賢い男
                 bueno(ブエノ)良い
                 malo(マロ)悪い
                 feo(フェオ)醜い
                 sucio(スシオ)汚い
                 limpio(リンピオ)きれいな
                 grande(グランデ)大きい
                 agradable(アグラダブレ)ゆかいな
                 amable(アマブレ)親切な
                 fuerte(フエルテ)強い
                 noble(ノブレ)高貴な
                 puntual(プントゥアル)時間を守る
                 impuntual(インプントゥアル)時間を守らない
                 alto(アルト)背の高い
                 bajo(バホ)背の低い

「la mujer(ラ ムヘール) 女」にこれらの形容詞をつけると、どう変化しますか?複数にするとどうなりますか?

2016/12/27

6. スペイン語の不定冠詞と「~があります」の表現

こんにちは。カルメンです。本気で勉強したい人のためのスペイン語講座、今回はスペイン語の不定冠詞と、「ある」という意味の「Hay(アイ)」について勉強します。

Hay flores en el parque.


スペイン語の不定冠詞ついて

スペイン語の名詞をあいまいな形とする時に不定冠詞を使います。あるところに・・・なんていう時の「ところ」は、このあいまいな名詞の最たるものですね。

不定冠詞も、名詞の男性形、女性形、単数、複数によって四種類あります。

         単数形           複数形
男性形      un(ウン)         unos(ウノス)    
女性形      una(ウナ)                            unas(ウナス)

動詞の「Hay(アイ)」について

スペイン語の動詞には、動詞の原形というものがあって、それが主語によって変化します。だから、辞書で意味を調べる時は、動詞の原形で調べなければなりません。「Hay(アイ)」というのは、動詞の原形「Haber(アベール)」の無人称形です。

「Hay(アイ)」の後に名詞の単数形、または複数形が来て、「~がある」という意味になります。

「Hay(アイ)」の後に来る名詞の冠詞は不定冠詞を使います。定冠詞は使いません。

複数形の場合は、冠詞を省略することができます。単数形でも、名詞が「dinero(お金)」のような集合的な名詞の場合には、冠詞を省略することができます。

声に出して、次の文章を読んでみてください。

Hay clase en la universidad.(アイ クラセ エン ラ ウニベルシダッd)
大学で授業があります。

Hay ventanas en la casa.(アイ ベンタナス エン ラ カサ)
家には窓があります。

Hay una carta sobre la mesa.(アイ ウナ カルタ ソブレ ラ メサ)
テーブルの上に一通の手紙があります。

Hay teléfonos en la escuela.(アイ テレフォノス エン ラ エスクエラ)
学校には電話があります。

Hay una silla en el cuarto.(アイ ウナ シィヤ エン エル クアルト)
部屋に椅子が一つあります。

Hay flores en el parque.(アイ フローレス エン エル パルケ)
公園に花があります。

Hay un dulce sobre la mesa.(アイ ウン ドゥルセ ソブレ ラ メサ)
テーブルに飴が一つあります。

Hay dinero en el banco.(アイ ディネロ エン エル バンコ)
銀行にお金があります。

Hay un libro sobre el escritorio.(アイ ウン リブロ ソブレ エル エスクリトリオ)
勉強机の上に本が一冊あります。

Hay unas tazas sobre la mesa.(アイ ウナス タサス ソブレ ラ メサ)
食卓の上にお椀がいくつかあります。

Hay unos árboles en el jardín.(アイ ウノス アルボレス エン エル ハルディン)
庭に木々があります。

正しい発音の仕方は以下の記事をご参照ください。


まとめ                                     
スペイン語で「~があります」というのをどういうかを勉強しました。語尾を上げれば「~がありますか?」という質問形になるので覚えておくと便利な表現です。

「~があります」の表現の時には不定冠詞を使うので、不定冠詞の練習にもなりましたね。


2016/12/26

5. スペイン語の定冠詞

こんにちは。カルメンです。今回は、スペイン語の冠詞について勉強します。

        

冠詞には、定冠詞と不定冠詞の二種類があります。スペイン語の冠詞はいつも、名詞の前につけられます。

名詞の性と数を表す言葉が冠詞です。名詞を覚える時には、定冠詞と組み合わせて覚えることがおススメです。

スペイン語の定冠詞

スペイン語の定冠詞は、名詞を限定したりする時などに使用されます。

定冠詞は、名詞の性と数によって、四つの種類があります。

           単数          複数
男性形        el (エル)                             los(ロス)
女性形                           la(ラ)                                  las(ラス)
注意:「l」は舌を上の前歯の裏に当てて発音してください。

それでは、名詞を定冠詞とともに覚えてみましょう。

例:
男性単数形                 男性複数形
el libro(エル リブロ)    本                        los libros(ロス リブロス)

el día(エル ディア)     日                       los días(ロス ディアス)

el parque(エル パルケ)    公園                 los parques(ロス パルケス)

el reloj(エル レロッj)    時計                  los relojes(ロス レロヘス)

el lápiz(エル ラピス)    鉛筆                     los lápices(ロス ラピセス)

el limón(エル リモン)    レモン                los limones(ロス リモネス)

el oasis(エル オアシス)   オアシス             los oasis(ロス オアシス)

el durazno(エル ドゥラスノ) 桃                        los duraznos(ロス ドゥラスノス)


女性単数形                 女性複数形
la niña(ラ ニニャ)      女の子    las niñas(ラス ニニャス)

la mano(ラ マノ)       手                   las manos(ラス マノス)

la calle(ラ カィエ)      通り                las calles(ラス カィエス)

la flor(ラ フロール)      花                  las flores(ラス フローレス)

la cruz(ラ クルス)      十字架             las cruces(ラス クルセス)

la televisión(ラ テレビシオン) テレビ            las televisiones(ラス テレビシオネス)

la crisis(ラ クリシス)     危機               las crisis(ラス クリシス)

la fresa(ラ フレサ)      いちご           las fresas(ラス フレサス)

例外:
el agua(エル アグア)     水     las aguas(ラス アグアス)
(水は女性名詞ですが、単数形の時、男性名詞の定冠詞が付きます)

発音など、わからないところは、以下の記事をご参照ください。



まとめ                                     
本気で勉強するスペイン語講座、今回のスペイン語の定冠詞は、日本人には慣れないものですが、常に定冠詞と名詞をセットで覚えて、その名詞の性をイメージできるようにしてください。イチゴが女性なのはわかるけど、かわいい桃が何故男性なのだ?と思いますが、日本にも「桃太郎」なんてありますから、桃が男なのもありなのだと思います。

las niñasと言えば女の子ばかりですが、、los niñosと言えば、男の子ばかり、または男女混合です。el padre(父)の複数はlos padresで「父親たち」の場合もありますが、「両親」の場合もあります。las madres(母たち)の場合は女性のみです。






2016/12/25

4. スペイン語の名詞の単数形と複数形

こんにちは。カルメンです。今日もよろしくお願いします!本気のスペイン語講座、始まりです!
 
      

今回はスペイン語の名詞の単数形と複数形についてです。日本語のように、「魚を釣った」と言って、一匹釣ったのか、複数釣ったのかうやむやにできるということは、スペイン語ではありません。

ここでは、単数形を複数形にする規則を見ていきたいと思います。発音については2.スペイン語特有の読み方をするもの3. 子音の後に母音がつかない場合とアクセントの位置についてをご参照ください。

「a」「o」「e」で終わる名詞の複数形

「a」「o」「e」で終わる名詞の複数形は「s」を付け加えた形です。例外も少しありますが、ここではあえて取り上げません。

例:
単数形                   複数形
mesa(メサ)     食卓         mesas(メサス)
niño(ニニョ)    男の子                                 niños(ニニョス)
clase(クラセ)    クラス                                clases(クラセス)

子音で終わる名詞の複数形

子音で終わる名詞の複数形は「es」を付け加えた形です。

例:
単数形                   複数形
reloj(レロッj)     時計       relojesレロヘス)
flor(フロール)     花                                 flores(フローレス)
ciudad(シウダッd)    市                               ciudades(シウダデス)
hotel(オテl)       ホテル                         hoteles(オテレス)
autobús(アウトブス)   バス                           autobuses(アウトブセス)
tren(トレン)      電車、汽車                 trenes(トレネス)
limón(リモン)     レモン                          limones(リモネス)

「z」で終わる名詞の複数形

「z」で終わる名詞の複数形は、「z」を「c」に変化させてから「es」を付け加えます。

例:
単数形                   複数形
lápiz(ラピス)      鉛筆       lápices
pez(ペス)        魚                              peces
cruz(クルス)      十字架                         cruces

単数と複数の形が同じもの

単数形と複数形が同じ形のものもあります。

例:
単数形                    複数形
oasis(オアシス)     オアシス      oasis(オアシス)
tórax(トラックス)    胸腔                                tórax(トラックス)
Carlos(カルロス)    カルロス(男性の名) Carlos(カルロス)

まとめ                                     
スペイン語の名詞の単数形と複数形とでアクセント記号がついたりつかなかったりする場合があります。だいたい、母音で終わる場合は「s」をつけて、子音で終わる場合は「es」をつけると覚えておけば良いでしょう。そんなに難しくないですよね?

2016/12/24

3. 子音の後に母音がつかない場合とアクセントの位置について

こんにちは。カルメンです。お元気ですか?今日もスペイン語講座、本気で頑張りましょう!

         


日本語では「ん」以外、子音だけを発音しなければならないということがありません。常に母音が引っ付いています。ですから、日本人は、子音だけを発音することに慣れていません。

子音の後に母音がついていない時は、母音(a,e,i,o,u)を発音しません。日本人はつい、「u」や「o」を後につけて発音してしまいがちです。

アクセントの位置

子音が最後に来た時の単語のアクセントの位置についても説明しておきます。

語末が「n」と「s」の場合は、終わりから数えて2番目の母音にアクセントがいって、そこを強く発音します。(二重母音の場合については、また後日説明します)

語末が「n」と「s」以外の子音の時は、終わりから数えて一番最後の母音にアクセントがいって、そこを強く発音します。

母音が最後に来た時は、後から2番目の母音の位置にアクセントがいって、そこを強く発音します。

例外の場合には、アクセント記号「´」のついた位置にアクセントがいきますので、そこを強く発音してください。

これらのアクセントが来る位置を念頭に、子音の後に母音がつかない言葉の発音の仕方を練習してみましょう。

練習

Gracias(グラシアス)  ありがとう   (グ=gu、ス=su とならないように)
「ラ」にアクセントがきます。二重母音が入っているので今はわからなくてもいいです。

escritorio(エスクリトリオ) 机      (ス=su、ク=cu とならないように)
「ト」にアクセントがきます。二重母音が入っているので今はわからなくてもいいです。

parque(パルケ)     公園      (ル=ru とならないように)
「パ」にアクセントがきます。二重母音が入っているので今はわからなくてもいいです。
     
libro(リブロ)      本       (ブ=bu とならないように)

puerta(プエルタ)    戸        (ル=ru とならないように)

carta(カルタ)      手紙       (ル=ru とならないように)

traje(トラヘ)      服        (ト=toやtu とならないように)

padre(パドレ)      父        (ド=doやdu  とならないように)

tarde(タルデ)      午後       (ル=ru とならないように)

pared(パレッd)     壁       (舌を上の前歯の付け根に付けるだけです)

reloj(レロッj)     時計      (喉に圧力をかけて息を吐き出すだけです)

amor(アモーr)     愛  (舌を「ル」を言う時の舌の位置で息を吐き出します)

col(コl)       キャベツ    (舌を上の前歯の裏に当てるだけです)

paz(パス)      平和       (ス=su とならないように)

dulce(ドゥルセ)   お菓子、甘い   (舌を上の前歯の裏に付けるだけです)

alumno(アルムノ)   男子生徒    (口を閉めて「ン」と言ってください。ム=mu ではありません)


まとめ                                     
pared, reloj, amor, 全部、最後の母音にアクセントがいきます。子音だけだと、「音」として出ていなくてもいい場合も多いです。スペイン語の歌を聴くと、発音の仕方がよくわかると思います。特に、amor(愛)などは歌詞によく出てくるので、「r」の後に母音がつかない時の発音などはわかりやすいと思います。子音の後に母音がつかない場合の発音の仕方は難しいかもしれませんが、これを克服すると、「スペイン語の発音、上手ですね」と言われますよ。






2016/12/23

2.スペイン語特有の読み方をするもの

こんにちは。カルメンです。またお会いできてうれしいです!
それでは早速、本気で勉強したい人のためのスペイン語講座、始まりです。

 
perro



前回お伝えしたように、スペイン語は基本的にローマ字読みですから、読み方は簡単です。それでも、スペイン語特有の読み方をするものがあります。

1. qui(キ)

例:
quiero(キエロ)              私は好きだ。私は欲しい。
Te quiero mucho.(テ キエロ ムチョ)    私はあなたがとても好きです。
¿Quién?(キエン?)             誰?
mosquito(モスキート)           蚊

2. que(ケ)

例:
¿Qué?(ケ?)                何? 
paquete(パケテ)              包み
queso(ケソ)                チーズ

3. 「h」は発音しない

例:
hombre(オンブレ)              男、人間
huevo(ウエボ)                卵
cohete(コエテ)                打ち上げ花火

ただし、「h」が「c」の後に来る時は、cha(チャ), che(チェ), chi(チ),cho(チョ), chu(チュ),と発音します。

4. ja(ハ), je(ヘ), ge(ヘ), ji(ヒ), gi(ヒ), jo(ホ), ju(フ)

どれも日本語のハヒフヘホと少し違います。道で痰(たん)を吐き出すオッサンを見たことがありますか?痰を吐き出す前に喉に圧力をかけて息を吐き出してますよね?音も発しています。それです!!喉に圧力をかけて息を吐き出しながら、ハ行を発音してください。気合いを入れてくださいね。

例:
Japón(ハポン)                日本
gigante(ヒガンテ)               巨大な
cajón(カホン)                箱

5. lla(ィヤ),ya(ィヤ),lle(ィエ),ye(ィエ),lli(ィイ),yi(ィイ),llo(ィヨ),yo(ィヨ),llu(ィユ),yu(ィユ)

便宜上、上記のように表しましたが、「ジャ、ジェ、ジィ、ジョ、ジュ」と「イヤ、イエ、イイ、イヨ、イユ」の中間の発音を試みる程度の発音が良いと思います。「試みる」という意味は、「ジャ」と言っても、「イヤ」と言っても通じるからです。

例:
calle(カィエ)                 通り
llave(ィヤベ)                 カギ、栓
yerno(ィエルノ)                娘むこ


6. rra(ラ),語頭のra(ラ),rre(レ),語頭のre(レ),rri(リ),語頭のri(リ),rro(ロ),語頭のro(ロ),rru(ル),語頭のru(ル)

これぞスペイン語の発音、という感じですね。巻き舌になります。毎日練習してできるようになる必要があります。どすをきかせながら、舌を震わせて発音してください。

例:
ratón(ラトン)                 ねずみ
perro(ペロ)                  犬
recámara(レカマラ)               寝室


7. ña(ニャ), ñe(ニ, ñi(ニ, ño(ニョ), ñu(ニ

例:
niño(ニニョ)                   男の子
niña(ニニャ)                   女の子
señora(セニョーラ)                既婚の女性


8.「 z=s」

例:
zapatos(サパトス)                 くつ
zorro(ソロ)                    オスのキツネ
taza(タサ)                     お椀


9. 「L」の発音

英語も同じですが、「l」の発音には、日本人は特に注意を払わなければなりません。「l」の時は必ず、舌を前歯の裏に当てて発音してください。そうしないと全然話しが通じないからです。

例:
pelo  毛                                            pero  しかし                                             perro 犬
lana   羊毛                                        rana 蛙
hablo   私は話す                               abro 私は開ける

10. 「x」の発音

「x」は概ね「ks」と発音しますが、違う場合もありますので、その都度覚えていくようになります。

例:
examen(エクサメン)        試験
México(メヒコ)          メキシコ (「ji」と同じ強い「ヒ」になります)
Mixiote(ミショテ)         メキシコの郷土料理 (「sh」と同じ発音です)

11. gui(ギ), güi(グイ)

例:
guisado(ギサド)           料理
águila(アギラ)            わし
lingüística(リングイスティカ)      言語学

12. gue(ゲ), güe(グエ)

例:
burguesía(ブルゲシア)         中流階級
guerra(ゲラ)             戦争
vergüenza(ベルグエンサ)        恥


まとめ                                     

いかがでしたか?どこが基本的にローマ字読みなんだ!!と思われたでしょうか?読み方に決まりがあるので、慣れればそんなに難しくありません。巻き舌は毎日練習して、できるようになったら、人に「こんなことできる?」と自慢してくださいね。尊敬されること請け合いです!




2016/12/22

1.スペイン語の女性名詞、男性名詞

はじめまして。カルメンです。本気で勉強したい人のためのスペイン語講座、第一回目です。一緒に頑張りましょう!


       
                 

世の中には、男と女がいます。スペイン語の世界でも、名詞は男と女に分かれています。本気で勉強したい人のためのスペイン語講座、第一回目は、スペイン語の女性名詞、男性名詞について学びます。

スペイン語の名詞が男か女かを知ることはとても大切なことです。なぜなら、スペイン語の名詞に付く定冠詞や不定冠詞、形容詞も女性名詞か男性名詞かによって、変化させなければならないからです。それだけではなく、これ、それ、あれ、などの指示語も変わってきますし、数字も変わる時があるのです。代名詞や所有形容詞なども変わります。

女性名詞の例:

 mesa(メサ)      食卓
 vaca(バカ)      牝牛    
 muchacha(ムチャチャ) 若い女
 ventana(ベンタナ)   窓
 casa(カサ)      家

男性名詞の例:

piano(ピアノ)     ピアノ
vaso(バソ)       コップ
muchacho(ムチャチョ)  若い男
gato(ガト)       猫
techo(テチョ)      天井

何か気が付きましたか?そうです。ローマ字読みで大丈夫ですね。ローマ字読みでない場合もありますので、順を追って教えていきます。

他に何か気が付きましたか?そうです。最後が「a」で終わる単語は女性名詞、最後が「o」で終わる単語は男性名詞です。

例外もあります。
女性名詞:

mano(マノ)    手
foto(フォト)    写真
moto(モト)    オートバイ


男性名詞:

mapa(マパ)     地図
día(ディア)     日
idioma(イディオマ)  言語

最後が「e」で終わる場合や、子音で終わる場合は、女性名詞の場合も男性名詞の場合もあります。

辞書を引くと、女性名詞には「f」、男性名詞には「m」の表示がしてあります。



まとめ                                     
本気で勉強したい人のためのスペイン語講座、第一回目は、スペイン語には女性名詞と男性名詞があるということを勉強しました。いかがでしたか?

読み方がローマ字読みで簡単そうだな!と思ってもらえたらうれしいです。

次回は、スペイン語特有の読み方をするものに触れていきたいと思います。